老けない体を目指す前に知るべき5つの真実|ドクター白澤流「老けない体」のつくり方 :レビュー

書評

「若さは習慣で作れる」という話、どうなんですか?

要は、「若さ」を目標にする時点でズレてる

うん、まあ、白澤先生が言ってる「老けない体」って概念自体はわかりやすいんですよね。ただ、要は「若さ」をゴールにする時点で、ちょっとズレてる気がするんですよね。 つまり、見た目とか体力とかって、努力しても老化は絶対に止められないんですよ。結局、老化って「生物の仕様」なんですよね。 「若さを維持するためにがんばる」って、たとえるならスマホを毎日フル充電して新品のバッテリー状態を保とうとするのと一緒で、物理的に無理があるんですよ。劣化するものは劣化する。だから、どんなに運動しても、どんなに野菜ジュース飲んでも、時間の流れには勝てないんですよね。

健康診断を信用しないって、リスク管理できてる?

で、「健康診断に頼らない」って話なんですけど、これも要は「数値を疑え」ってことなんですよね。 たしかに、アメリカがコレステロール基準を変えたみたいに、医療ってけっこうコロコロ基準が変わるんですよ。 だから、基準を盲信するのはバカだよね、ってのはわかります。ただ、だからといって健康診断を完全に無視するのって、結局「リスクを無視してる」だけだと思うんですよ。 リスクってのは、ゼロにできないけど、管理するもんなんですよね。 「健康診断が信用できないから、予防医学だけやる」っていうのは、極端な話、シートベルトしないで「事故らなければいいじゃん」って言ってるのと変わらないと思うんですよ。 つまり、健康診断も予防も、両方やればいいだけで、どっちかだけに偏るのって非効率なんですよね。

食べ物で老化を防ぐ?それ、本当にエビデンスあるんですか?

フィトケミカル万能説、ちょっと怪しくない?

フィトケミカルを摂れって話もありましたけど、これも要は「野菜食べろ」ってだけの話なんですよね。 で、フィトケミカルが体にいいっていう研究もあるけど、それって結局、ものすごい量を摂った場合の話だったり、マウス実験だったりするわけですよ。 つまり、「朝の野菜ジュース飲んだから老けない」とか、「フィトケミカル摂ったから若返る」みたいな単純な話にはならないんですよ。 しかもジュースにしたら、繊維とか飛んじゃうから、逆に血糖値上がりやすくなるリスクもあるんですよね。 結局、フィトケミカルも「健康にいい成分のひとつ」にすぎなくて、魔法じゃないんですよ。 それを万能薬みたいに扱うのって、ちょっと科学的リテラシー低いなあって思うんですよね。

糖質制限、そんなに万能じゃないよね

あと、「糖質控えろ」ってアドバイスもありましたけど、これも一歩間違えると危ないんですよ。 要は、糖質って脳のエネルギー源なんですよね。極端に減らすと、集中力落ちるし、イライラするし、最悪うつっぽくなる人もいるんですよ。 確かに、白いご飯とかパンばっか食べてる生活してると、体には良くないかもしれないです。でも、それって「バランスが悪い」のが問題であって、糖質自体が悪者なわけじゃないんですよね。 「糖質悪い」「肉最高」とか、そういう単純化された話って、だいたい誰かが儲けようとして広めてるんですよ。 だから、糖質制限するときも、ちゃんとリスクを理解して、自分の体調見ながらやるべきだと思うんですよね。

運動すればいいって話じゃない

週3運動しても、それ以外でダメなら意味ないよね

運動が若さを保つって話も、まあそりゃそうなんですけど、要は「続かなきゃ意味ない」んですよね。 例えば、週3回1時間ジム行くけど、それ以外の時間はずっとデスクに座ってるとか、コンビニ飯しか食わないとかだったら、結局プラマイゼロなんですよ。 運動って「生活の中で自然にやる」くらいじゃないと、効果出ないと思うんですよね。 「運動してるから健康!」ってドヤってる人ほど、実はトータルでは不健康だったりするんですよ。 つまり、運動を「イベント」にしないで、「習慣」にしないと意味ないんですよ。

体重維持って、本当に20代基準でいいの?

で、「20代の体重を維持しろ」って話も、どうなんですかね。 要は、20代の頃って、代謝も違うし、筋肉量も違うんですよ。それを無理やり維持しようとすると、逆に無理なダイエットとか運動になって、かえって体壊すパターンあると思うんですよね。 年齢に応じた「最適な体重」ってあるはずなんですよ。それを無視して「若いころの体重に戻せ!」ってやるのって、結局自己満足じゃないかなと。 だから、「数値」じゃなくて「体調」で判断すべきだと思うんですよね。 「20代の体重じゃないからダメ」とか、そんな単純な話じゃないと思うんですよ。

「老けない体」を目指すことの落とし穴

「老けない」ことに執着すると不幸になる

結局、「老けない体を作ろう」っていう考え方そのものが、わりと危ないんですよね。 要は、老化って止められないんだから、抗おうとすればするほどストレスがたまるわけですよ。 「シワが増えた」「白髪が出た」って毎日気にして生きるのって、結局、幸福度めっちゃ下がるんですよ。 つまり、「老けたら負け」みたいな考え方が、心の健康をむしばんでいくわけで。 それって本末転倒だと思うんですよね。 だから、老けることを前提に「じゃあどう楽しむか」を考えるほうが合理的なんですよ。

自己管理が行き過ぎると、ただの強迫観念になる

あと、体重管理とか睡眠管理とかも、やりすぎると「義務」になっちゃうんですよね。 要は、楽しくやれるうちはいいけど、「やらなきゃ」「守らなきゃ」ってなると、生活がどんどん窮屈になるんですよ。 毎日歩かなきゃ、毎朝ジュース作らなきゃ、糖質避けなきゃ、っていうタスクが積み重なると、普通に生きるだけで疲弊する。 結局、「老けない体」を作るために、日々の幸福度を犠牲にしてたら、本末転倒ですよね。

脳トレや手先運動の幻想

けん玉や手指体操で本当に脳が若返るの?

「けん玉や手指運動が脳を若返らせる」って話、まあ理屈はわかるんですけど、要は、 「ちょっと血流が良くなるから、多少マシ」くらいの話なんですよね。 認知症を防ぐとか、若返るとか、そんな劇的な効果はないんですよ。 科学的に言うと、「プラスにはなるけど、過大評価するな」って話で。 けん玉やったからって、記憶力が爆上がりしたり、IQが上がったりするわけじゃないんですよね。 「やらないよりマシ」ってだけで、過剰な期待をするとガッカリするパターンだと思うんですよ。

脳を鍛えるなら、もっと汎用性の高い活動を

じゃあ脳のために何すればいいかって話になると、要は「新しいことを覚え続ける」しかないんですよ。 語学でも楽器でも、プログラミングでもいいんですけど、「未知のものにチャレンジする」ほうが、脳の可塑性を維持できるんですよね。 つまり、手先の運動って、まあ手軽で悪くはないけど、本気で脳の健康を考えるなら、もっと負荷の高いことをやったほうが効率いいよね、って話です。 楽に脳を若返らせよう、みたいな甘い話は、基本的に信じないほうがいいんですよ。

本当に必要なのは「執着しない生き方」

習慣も、ガチガチに固めたら逆効果

白澤先生は「習慣が若さを作る」って言ってましたけど、要は「習慣に縛られる生き方」って、すごいリスクあるんですよ。 例えば、毎朝の野菜ジュースを作れなかった日があったら、「ああ、今日はダメな日だ」って自己嫌悪に陥るとか。 運動できなかった日があると、「もう終わりだ」ってなっちゃうとか。 そうやって、自分で自分を追い込む人って、意外と多いんですよね。 結局、習慣って「やったらラッキー」くらいの気持ちでやるほうが長続きするんですよ。 完璧主義になったら、たぶん途中で全部投げ出すんですよね。

老化を受け入れたうえで楽しむほうが合理的

要は、「老けない体を作ろう」とか思うより、「老けながら楽しもう」って発想のほうが合理的なんですよ。 だって、どんなに頑張ったって、シワも白髪も絶対出てくるんだから。 それを「ダメなこと」と捉えるから苦しくなるだけで、「そういうもんだ」と受け入れて、 そのうえで「何したら楽しいかな」って考えたほうが、人間としてまともだと思うんですよね。 見た目とか体力を保つ努力を否定はしないけど、それを目的にしちゃうと不幸になる確率が高い。 結局、老化って「自然現象」なんだから、抗うより「うまく付き合う」方向に頭を使ったほうが、長い目で見てお得なんですよ。

まとめ:老けることを怖がるな、楽しめ

結局、「ドクター白澤流『老けない体』のつくり方」は、参考にできる部分はあるけど、鵜呑みにするのは危ないと思います。 習慣を整えるのはいいことだけど、それに縛られない。 食事や運動も大事だけど、無理してまでやるものじゃない。 健康も体型も、自己満足で維持するならOKだけど、社会的な評価や若さへの執着にとらわれると、どんどん不幸になる。 要は、「老けない体」より、「老けても楽しめる心」のほうが、よっぽど大事なんじゃないかなーと、僕は思いました。

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