堀江貴文が語る防げる死と健康戦略の本質|健康の結論 :レビュー

書評

情報が命を分ける時代の「健康戦略」

「防げる死」って、そもそも何?

まず、「防げる死を防ぐ」って当たり前のこと言ってるようで、実はけっこう深い話なんですよね。多くの人って「健康は運」とか「病気は仕方ない」って思ってる節があるんですけど、実際のところ、ピロリ菌の除去とかワクチン接種とか、ちょっと調べれば対応できることすらやってない人が多いんです。

要は、行動しないことで死に近づいてる人がめちゃくちゃ多いってことです。それで「運が悪かった」とか言うのって、ちょっと違うんじゃないですか?って思うんですよね。情報があるのに無視して、病気になるのは、ある意味で「自業自得」って言えなくもない。

「知ってる」だけじゃ意味がない

よくある話で、「テレビで見た」「ネットで読んだ」って言って、やった気になってる人がいるんですよ。でも、実際にピロリ菌の検査受けた?とか、定期的に歯科検診行ってる?って聞くと、やってない。

つまり、「情報格差が寿命を左右する」って、堀江さんが言ってる通りで、知識を持ってるかどうかだけじゃなくて、それを行動に移せるかどうかが大事なんです。で、その行動に移せる人って、結局は「めんどくさくてもやる人」なんですよね。

なので、健康って「面倒くさいことをどれだけサボらずにやるか」みたいなゲームで、それができる人が長生きするっていう、ある意味でシンプルな話なんですよ。

健康と仕事は切り離せない

「働き方改革」って結局何だったの?

「人生100年時代」とか言われてますけど、100年働くわけじゃないじゃないですか。でも、健康寿命が延びると、「元気な時間」が増えるわけで、それをどう使うかって話になるんですよね。堀江さんはここで「働き方をアップデートしろ」って言ってるんですけど、それってつまり「無理しないで働け」ってことだと思うんですよ。

要は、「若いうちに無理してカネ稼いで、老後にゆっくりしよう」っていう昭和のモデルが崩れてるってことなんですよ。でも未だに、「今無理すればあとが楽」とか信じてる人多いですけど、そういう人ほど40代で倒れてたりするんですよね。

結局、「長く働ける体」をつくるのが、今の時代の成功戦略なんじゃないですかね。

健康もコスパで考えるべき

健康診断とか、運動とか、めんどくさいけど、長期的に見るとコスパがめちゃくちゃいいんですよ。たとえば、胃がんになって手術とか抗がん剤治療すると、カネも時間もすごいかかるわけで、それ考えたらピロリ菌検査なんて安いもんです。

でも、多くの人って「今の出費」が痛いからって、将来のリスクを先延ばしにする。で、いざ病気になると「なんで自分が」って言い出すんですけど、それって単なる準備不足なんですよ。

「備えあれば憂いなし」って言葉あるじゃないですか。あれって、予防医療の本質なんじゃないですかね。

医療の未来と個人の意識改革

診療科の壁を超える?そんなの前から言われてたよね

医者って縦割り社会なんですよね。耳鼻科は耳鼻科、婦人科は婦人科。でも、がん予防みたいな複合的な話になると、「あれ?誰が責任持つの?」みたいになっちゃうんです。

たとえば、子宮頸がんの原因になるHPVって、喉にも影響あるんですけど、そうすると耳鼻科も関係あるんですよ。でも現実的には「婦人科に任せとけばいいじゃん」ってスルーされがちなんですよね。

で、それって要するに「システムの問題」なんですけど、だからこそ、患者側が賢くならないとダメって話なんですよ。医者に任せっきりじゃなくて、自分の体のことは自分で情報集めて、複数の科をまたいで動くぐらいの気概が必要なんですよね。

攻めの医療って、要は「前のめり」ってこと

「攻めの医療」って聞くとちょっとかっこいい感じしますけど、結局やってることは「早めに対処する」ってだけなんですよ。予防接種もそうだし、健康診断もそう。風邪引く前に手を洗うのも、攻めの医療っちゃそう。

でも多くの人は、悪くなってから病院に行くんですよね。で、「なんで早く来なかったの?」って医者に言われる。いや、ホントにそれ。

だから、常に「自分の体の先回り」をしておくってのが、今の時代の「自己管理能力」なんだと思うんですよ。自己啓発本ばっか読んでる人が、実はピロリ菌の検査すらしてないってのは、なんか皮肉ですよね。

生活習慣のアップデートは人生設計そのもの

運動ってそんなに大事か?→データがそう言ってる

運動しろって言うと、「忙しい」とか「時間がない」とか言う人いますけど、要は「優先順位が低い」ってだけなんですよね。テレビ見る時間はあるけど、ウォーキングの時間はない、っていう人が多い。

でも、大腸がんのリスクが下がるとか、ストレスが軽減するとか、データで示されてるわけです。で、そういうのを無視するってことは、「非科学的な生き方してます」って言ってるのと一緒なんですよ。

僕からすると、「それ、損してません?」って話なんですよね。

歯の健康、なめてる人多すぎ

歯周病が全身の病気に関係してるって、もう常識になってるはずなんですけど、半年に一回歯医者行ってる人って、少ないですよね。「痛くなってから行く」って人がほとんど。

でも、そういう人って、痛くなった時にはもう手遅れなんですよ。歯が抜けるとか、インプラントになるとか、金銭的にもダメージ大きいですし、そもそも見た目にも影響出る。

なのに、3000円ぐらいで予防できることをサボって、何十万円もかけて治療するって、どう考えても非効率ですよね。健康って、ちゃんとメンテナンスしてる人が得する仕組みになってるんですよ。

健康習慣の「コスパ」は人生のROI(投資対効果)

毎日30分の運動の価値って?

「毎日30分の運動」って、ぶっちゃけ地味なんですよね。ジムに通うでもなく、YouTuberになるわけでもなく、ただ歩くだけ。でも、これが地味に効く。

要は、未来の医療費を減らせる「保険」みたいなもので、糖尿病や心疾患のリスクも下げられるし、ストレス解消にもなる。しかも、歩くことで脳が活性化されるっていうデータもある。

だから、サプリに月数千円使うよりも、まず毎日30分歩くほうが、よっぽどコスパいいわけですよ。歩くのに金かかるわけじゃないし。

それでもやらない人が多いのは、結局「習慣化できてない」からなんですよ。要は、意思の問題というより、「仕組みの問題」なんですよね。

仕組み化すれば人は動く

「健康のために運動しよう」とか「ちゃんと寝よう」とか、理屈はわかってても、人って弱いんですよ。でも、たとえば毎朝の通勤を徒歩に変えるとか、歯磨き後にスクワットするとか、行動に紐づけていくと自然にできるようになる。

で、こういう「仕組み化」ができる人って、結局はビジネスでも成果出してるんですよね。なぜかって?習慣をデザインする力って、そのままパフォーマンスに直結するから。

だから、「健康になる人」ってのは、ただ健康に気をつけてる人じゃなくて、「行動を仕組みでコントロールできる人」なんです。精神論じゃなくて、構造の話なんですよ。

健康における「自己責任論」のリアル

タバコを吸い続ける人のロジック

喫煙者って、いまだに多いですよね。「ストレス解消」とか「やめられない」とか理由つけて。でも、要は「やめる努力をしてない」ってだけの話で、それを他人のせいにするのは、ちょっとズレてます。

健康に関しては、「自分で選んだ結果」がそのまま出る分野なんですよ。タバコ吸って肺がんになったら、それって誰のせいでもなく自分の選択の結果でしかない。

だから、「禁煙しましょう」って言われてやめない人は、もはや自由意志で病気になりにいってるようなもんで、ある意味で「筋は通ってる」んですよ。でも、それで医療費が増えて、保険制度にしわ寄せが来るとしたら、やっぱりそこは考え直したほうがいいと思いますね。

健康格差は「情報の格差」であり、「習慣の格差」でもある

高所得者ほど健康っていうデータがあるんですよ。それって、いい食事がとれるからとか、医療アクセスがいいからとかだけじゃなくて、習慣を自分でコントロールできてるからなんですよね。

逆に、低所得者層はストレスが多くて、時間もないし、安いジャンクフードに頼ってしまう。結果として健康を損なう。でもこれって、情報や教育の差だけじゃなく、「生活設計力」の差でもあるんですよ。

で、それを「自己責任」と切り捨てるのは簡単だけど、そもそも習慣を変えるノウハウすら持ってない人が多いっていう現実もある。だからこそ、学校教育の中に「健康リテラシー」みたいな授業を組み込むべきなんじゃないかなと思いますね。

自分の命を他人に預ける時代はもう終わった

医者に任せておけばいい、って本当に?

たとえば、風邪ひいて病院行ったら、「とりあえず抗生物質出しときますね」って言われることあるじゃないですか。でも、それって必要ないケースも多い。患者が「薬出して」って言うから出してるだけって医者も多い。

要するに、医療って「サービス業」になってる部分があって、受け身でいると簡単にミスリードされるんですよ。だから、自分の健康は自分である程度コントロールするしかない。

ピロリ菌の除菌もそうだし、ワクチン接種もそう。「医者が言わないからやらない」じゃなくて、「自分で調べて動く」っていう姿勢がないと、生き残れない時代になってるんですよ。

命を守る知識は、最強のライフスキル

AEDの使い方とか、心肺蘇生法とか、知ってるだけで救える命がある。でも、それを「必要になったら覚えればいい」とか「講習受けるの面倒」とか言ってる人がほとんど。

でも、それって「明日自分が倒れない保証がある」って前提じゃないと成り立たない話なんですよね。で、実際にはそんな保証ないわけで。

だから、命を守るスキルって、英会話とかプログラミングよりもよっぽど優先順位高いんじゃないかと思うんですよ。なんせ「死なない」っていう最大のリターンがあるわけですから。

「正しい情報」を選ぶ力が生き残り戦略

健康情報の9割はノイズ

ネット見てると、「朝バナナダイエットが効く」とか「水を飲めば血液サラサラ」とか、根拠の怪しい情報が山ほどある。でも、それを信じちゃう人が多い。

要は、「科学的根拠があるかどうか」を判断する力が必要なんですよ。でも、日本の教育ってそういうリテラシーを教えないんですよね。

だから、「テレビで医者が言ってたから」とか「芸能人がやってるから」っていう理由で実践しちゃう。それって、情報の消費者としてリテラシーが低すぎる。

健康を維持したいなら、まず「どの情報を信じるか」を選ぶ力を鍛えないと意味ないんですよ。

健康って結局「自己投資」なんですよ

長く働けるとか、病気にならないとか、健康でいることって、人生全体の「コスパ」を上げるための基盤なんですよ。で、健康のための行動っていうのは、未来への自己投資。

なのに、「金がない」「時間がない」って言い訳して、何もしない人が多すぎる。でも、その結果、もっと大きな出費と時間の損失が来るわけで。

だったら最初から、「健康に生きる」という戦略を立てて、淡々とやるべきことをやるだけなんじゃないですかね。

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