うーん、この本の内容って、結局のところ「ムダを減らして効率よく働きましょう」って話なんですよね。で、それって言い換えれば、「できるだけラクして成果を出しましょう」ってことになるわけです。 で、そうなると「そもそも仕事って何?」とか「効率を求めすぎるとどうなるの?」みたいな根本的な問題が出てくるんですよ。だから今回は、この本の内容をひろゆき視点で整理しつつ、ちょっとツッコミを入れていきますね。
「ムダを省く」とは何か?
ムダって本当にムダなんですか?
まず、「ムダの見極め」っていう話が出てくるんですけど、これ、実はめちゃくちゃ難しいんですよね。例えば、ブランド品を買うのは一見ムダだけど、長期的に見ればコスパがいい場合もあるって話が出てますけど、じゃあ「長期的に見たときのコスパの良さ」ってどう判断するんですか? 例えば、ある人が高い時計を買ったとして、それが10年後に「いい投資だった」って思えるかどうかって、その人の価値観次第なんですよね。ある人にとっては「ずっと大事に使えてよかった」と思えるかもしれないし、別の人にとっては「別にスマホで時間見ればよかったじゃん」ってなるかもしれない。 つまり、ムダかどうかって結局のところ主観的な話なんですよ。「これはムダです!」って断言できるものって、実はほとんどないんじゃないかって思うんですよね。
人間関係のムダって本当にムダ?
で、「人間関係のムダ」っていう話もあるんですけど、これも結構危険な考え方なんですよね。「仕事とプライベートの区別をしすぎると逆に効率が下がる」っていう主張なんですけど、これって要するに「適度な距離感が大事ですよ」って話なんですよ。 でも、適度な距離感ってどこなんですか?って話なんですよね。例えば、「仕事の付き合いで飲みに行くのはムダ」って言う人もいれば、「飲みに行くことで信頼関係が生まれて、結果的に仕事がスムーズになる」って考える人もいるわけです。 要は、「ムダな人間関係」っていうのも、後から振り返らないと本当にムダだったかどうか分からないんですよね。で、それを事前に「これはムダ、これはムダじゃない」って分けるのって、けっこう難しいと思うんですよ。
「締め切り主義」と「コスパの逆算」
締め切りがないと人は動かないのか?
「締め切りを作ると効率が上がる」っていうのも、確かにそうなんですよ。でも、これって逆に言うと「締め切りがないと動けない」ってことにもなるんですよね。 例えば、「自由に研究してください」って言われた学者と、「1年以内に論文を仕上げてください」って言われた学者がいた場合、確かに後者の方が短期間で成果を出すかもしれないんですけど、長期的に見たら前者の方が面白い研究をする可能性もあるわけです。 つまり、「締め切りを設定して逆算して動くことが大事」っていうのは短期的には正しいんですけど、それをやりすぎると「目の前のタスクをこなすことばかりに集中して、長期的な視野が持てなくなる」っていうデメリットもあるんですよね。
成果を出すために必要なのは「逆算」なのか?
「オリンピック選手は試合から逆算して準備するから成功する」って話も出てくるんですけど、じゃあ逆算すれば必ず成功するんですか?って話なんですよ。 実際、成功している人って、逆算しなくても成功してる人がいるんですよね。例えば、イーロン・マスクとかも、たぶん「逆算思考」っていうより、「とりあえずやってみる」タイプの人なんですよ。 だから、「逆算すれば成功する」っていう考え方は、たぶん正しくなくて、「逆算が向いてる人には効果がある」くらいに考えた方がいいんじゃないかと思うんですよね。
「看板力」と「自分マーケティング」
自己ブランディングは本当に必要なのか?
「正直な自分を見せることが大事」っていう話も出てくるんですけど、これも結局、人によるんですよね。 例えば、「自分を飾らずにそのまま発信することが大事」って言われても、じゃあその「そのままの自分」が面白くない人だったらどうするんですか?って話なんですよ。 で、結局のところ、成功してるインフルエンサーとかって「自分をそのまま出してるように見せてるだけ」で、実際にはめちゃくちゃ戦略的に動いてるんですよね。 だから、「ありのままの自分を見せましょう」っていうのは、ある意味では正しいんですけど、全員に当てはまるわけじゃないんですよ。
感情の管理って本当にできるの?
「怒りを瞬間的に解消することで時間をムダにしない」って話もあるんですけど、そもそも怒りって瞬間的に解消できるもんなんですか?って話なんですよ。 例えば、「ムカついたらすぐ忘れる」っていうのができる人もいるかもしれないですけど、たぶん普通の人はそんなに簡単に切り替えられないんですよね。 で、逆に「怒りを抑えすぎるとストレスがたまる」っていう話もあるんですよ。だから、「怒ったらすぐ忘れる」っていうより、「怒るべきときは怒るけど、引きずらない」くらいの方がいいんじゃないかと思うんですよね。
「一石多鳥」の考え方とリスク
本当に「一石多鳥」は効率的なのか?
「一つの行動から複数のメリットを得る」っていう考え方は、確かに効率が良さそうに見えるんですよ。でも、これって実は結構リスクもあるんですよね。 例えば、バイトをしながらスキルアップを狙うっていうのは、理想的に聞こえるんですけど、実際には「バイトに集中しすぎてスキルアップにならない」とか、「学ぶつもりが、結局労働力として消費されるだけ」みたいなことが起こるんですよ。 つまり、「一石多鳥を狙いすぎると、結局どれも中途半端になる」っていうリスクもあるんですよね。なので、「何かをやりながら別のメリットも得よう」っていう考え方自体は悪くないんですけど、そこにこだわりすぎると逆に効率が悪くなる可能性もあるんじゃないかと思うんですよ。
「副業」と「複数の仕事を持つ」ことの現実
「将来的には複数の仕事を持った方がいい」っていう話もありますけど、これも一概に正しいとは言えないんですよね。 確かに、アメリカでは複数の仕事を掛け持ちしている人が多いんですけど、それって「そうしないと生きていけない」っていう社会構造の影響もあるんですよ。要は、会社が従業員を守らないから、みんな複数の仕事をしないと生活できないっていう状況なんですよね。 で、日本の場合、まだ「終身雇用」的な考え方が一部残ってるから、「副業=リスクを分散する手段」っていうより、「本業があるうちはあえて副業しなくてもいい」っていう選択肢もあるわけです。 だから、「みんな副業をするべき」みたいな話になると、それはちょっと違うんじゃないかなと思うんですよね。むしろ、「副業が本当に必要なのか?」っていうことを考える方が大事なんじゃないかと思います。
「人間関係の整理」と「本音を伝える」ことの矛盾
人間関係を整理しすぎると孤独になる?
「ムダな人間関係は整理しよう」っていうのも、確かに効率的には見えるんですけど、これもやりすぎると逆効果になるんですよね。 例えば、仕事と関係ない人との付き合いを全部切ったとして、いざ転職しようと思ったときに「相談できる人がいない」とか、「何かあったときに助けてもらえない」みたいなことが起こるんですよ。 人間関係って、短期的にはムダに見えても、長期的には役に立つこともあるんですよね。だから、バッサリ切るんじゃなくて、「無理のない範囲でつながっておく」くらいの方がいいんじゃないかと思うんですよ。
「本音を伝える」ってそんなに簡単じゃない
「自分の意見を正直に伝えましょう」っていうのも、確かに理想的にはそうなんですけど、現実にはそんな簡単な話じゃないんですよね。 例えば、会社の上司に対して「この仕事はムダだと思います!」って正直に言ったら、普通に怒られる可能性が高いんですよ。 で、本音を言うことで人間関係が壊れることもあるんですよね。だから、本音を言うこと自体が目的になっちゃうと、逆にデメリットの方が大きくなるんじゃないかと思うんですよ。 むしろ、「本音を伝えるタイミング」とか、「伝え方」の方が大事なんじゃないかと思いますね。
「成果を重視した働き方」の落とし穴
「成果」ってどう測るの?
「残業せずに成果を出すことが大事」っていうのは正論なんですけど、そもそも「成果」ってどう測るんですか?って話なんですよね。 例えば、営業職だったら「売上」っていう明確な指標があるかもしれないですけど、事務職とかだと「どれだけ効率よく仕事をこなしたか」っていうのは、意外と測りにくいんですよ。 で、成果主義を徹底しすぎると、「分かりやすい成果を出すことが目的になって、本当に大事なことが見えなくなる」っていう問題もあるんですよね。 だから、「成果を重視すること」自体は間違ってないんですけど、「何を成果とするか?」っていうのをちゃんと考えないと、逆におかしなことになるんじゃないかと思いますね。
「そこそこ」の働き方を否定しすぎるとどうなる?
「ただこなすだけの働き方から脱出しよう」っていうのも、確かに理想論としてはいいんですけど、じゃあ全員が全員「バリバリ働くべき」なんですか?って話なんですよね。 実際、世の中には「そこそこでいい」って思ってる人もいるわけで、そういう人たちに「もっと効率を上げろ!」って言っても、たぶんモチベーションが下がるだけなんですよ。 だから、「全員が常に成果を最大化しようとするべき」っていう考え方は、実はちょっと危険なんじゃないかと思いますね。むしろ、「そこそこで満足できる人は、それはそれでアリ」っていうスタンスの方が、結果的に全体としてバランスが取れるんじゃないかと思うんですよ。
まとめ:効率を求めすぎることのリスク
この本の内容をざっくりまとめると、「ムダを省いて効率的に働こう!」っていう話なんですけど、これって結局のところ、「何をムダとするか?」とか「効率を求めすぎることで失うものはないのか?」っていう視点も必要なんですよね。 例えば、「ムダな人間関係を切る」とか、「本音を言う」とか、「副業をする」とか、一見すると合理的に見えることも、やりすぎると逆効果になる可能性があるんですよ。 だから、大事なのは「効率を上げること」じゃなくて、「バランスを取ること」なんじゃないかと思うんですよね。で、そのバランスの取り方は人によるんで、一概に「こうすべき!」っていう話にはならないんじゃないかなと。 というわけで、「ムダを減らそう!」っていう考え方はアリだけど、「何がムダか?」っていうのをちゃんと考えないと、逆に効率が悪くなるかもしれませんよ、っていう話でした。
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