戦略は捨てるな!成功する自然体経営の本質|一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ (角川新書) :レビュー

書評

うーん、この本って要は「戦略とか気にせずに、もっと自然体でビジネスやろうぜ」って話ですよね。でも、それって本当にうまくいくのか?って疑問が残るんですよね。 というわけで、ひろゆき視点で深掘りしてみます。

  1. 戦略に頼らないビジネスって、実際どうなの?
    1. 戦略ってそんなに悪者なの?
    2. 中小企業の成功事例って、本当に「戦略なし」なの?
  2. 「一回半ひねりのコミュニケーション」って、要は日本的な遠回し文化の話?
    1. 「建前」と「本音」の間に価値があるってこと?
    2. 「本音をうまく使え」っていうのは結局、心理戦?
  3. 「グローバリズム批判」は分かるけど、じゃあどうすればいいの?
    1. 「経済のグローバル化」と「グローバリズム」は別物?
    2. 「ローカルに目を向けろ」っていうのは、逃げなのか?
  4. 「会社の哲学」を重視するのは正しい。でも、それだけで成功する?
    1. 「戦略より哲学」って、結局は戦略の一部では?
    2. 「哲学だけで成功できる」って考えちゃうのは危険
  5. 「モチベーションの構造」を語るのはいいけど、結局どうすればいい?
    1. 「自己の存在価値を感じるために働く」は正しい。でも、それをどう実現する?
    2. 「高給取りがやりがいを求めて辞める」って、本当に多いの?
  6. 「プロセスに価値を置く」のはいいけど、結果も大事だよね
    1. 「プロセスを重視しよう」って、それで食っていけるの?
    2. 「お客さんと一緒に作るプロセス」は理想論になりがち
  7. 結論:戦略を否定するのは無理があるけど、「戦略っぽく見せない」ことは大事

戦略に頼らないビジネスって、実際どうなの?

戦略ってそんなに悪者なの?

この本は「戦略的に考えすぎるとダメだよ」って言ってるけど、それってちょっと極端すぎませんかね。 だって、戦略がなかったら結局行き当たりばったりになりません? もちろん、戦略に縛られすぎるのも良くないとは思うんですけど、戦略ってそもそも「目的を達成するための道筋」なんで、 それを否定しちゃうと「じゃあ何のためにビジネスやってるんですか?」って話になるわけですよ。 例えば、「お客さんを大事にする」っていうのも一種の戦略なんですよね。 それを「戦略じゃない!」って言い張るのって、ただの言葉遊びなんじゃないかと思うんですけど、どうなんですかね?

中小企業の成功事例って、本当に「戦略なし」なの?

この本に出てくる「戦略を気にせず、自然体で成功した企業」って、実はちゃんと戦略持ってたりするんじゃないですかね。 例えば、顧客満足を第一にした中小企業が成功した例っていうのは、 「顧客満足を最優先にする」という明確な方針があるわけで、それってもう立派な戦略なんですよ。 要は、成功した会社って「戦略を持ってない」んじゃなくて「戦略っぽく見せてない」だけなんですよね。 例えば、Appleだって「デザインを重視する」っていうシンプルな哲学があるけど、 それを徹底することが結局めちゃくちゃ戦略的になってるわけです。 戦略を意識しないっていうのは、単に「戦略をどう見せるか」って話であって、 本当に戦略ゼロでビジネスやるのはただの無計画経営なんじゃないかと思うんですよね。

「一回半ひねりのコミュニケーション」って、要は日本的な遠回し文化の話?

「建前」と「本音」の間に価値があるってこと?

「一回半ひねりのコミュニケーション」っていうのは、要は建前と本音の間でのやり取りを大事にしようって話ですよね。 でも、それって日本のビジネス文化そのまんまじゃないですか? 例えば、営業が「この商品、すごくおすすめですよ!」って言いながら、 「本音ではそこまで推したくないんだけど、まあ売上のために…」っていうのも普通の話なんですよね。 でも、海外のビジネスシーンだと、こういう曖昧なやり取りよりも「シンプルでストレートな交渉」のほうが評価されることが多いんですよ。 だから、グローバルに戦う企業が「一回半ひねりのコミュニケーション」をやりすぎると、 「何が言いたいのか分からん」ってなる可能性もあるわけで。 日本国内の中小企業なら通用するかもしれないですけど、 これを一般的なビジネスの成功法則として語るのはちょっと無理がある気がしますね。

「本音をうまく使え」っていうのは結局、心理戦?

この本では「顧客との信頼を築くために本音を活かせ」って言ってますけど、 それって要は「相手がどう受け取るかを計算してコミュニケーションしろ」ってことですよね。 これって結局、戦略的なコミュニケーションじゃないですか? つまり、「本音をどう見せるか」っていう戦略を立ててるわけで、 やっぱり戦略なしではうまくいかないって話になっちゃうんですよね。 本音をうまく使うっていうのは、心理戦とほぼ同義なんですよ。 で、それを意識的にやるってことは、結局「戦略的にやる」ってことと変わらないんじゃないかと。

「グローバリズム批判」は分かるけど、じゃあどうすればいいの?

「経済のグローバル化」と「グローバリズム」は別物?

この本では「グローバリズムは悪だ!」みたいな話が出てくるんですけど、 でもそれと「経済のグローバル化」は別物って言ってるんですよね。 例えば、アメリカの大企業が新自由主義的に利益を最優先するのが「グローバリズム」だとしたら、 単に国境を越えてビジネスするのは「経済のグローバル化」ってことですよね。 ただ、これって「グローバリズムは悪いけど、グローバル化は悪くない」っていう都合のいい切り分けに見えるんですよ。 結局、ビジネスやる上で「世界市場をどう捉えるか」はめちゃくちゃ大事なわけで、 それを批判するだけで代替案がないと、「で、どうすればいいの?」ってなるわけですよ。

「ローカルに目を向けろ」っていうのは、逃げなのか?

グローバリズムを批判した結果、「じゃあローカルに目を向けましょう」って話になりがちなんですけど、 それって要は「大きな流れに逆らうのが大変だから、こっちに逃げよう」ってことなんじゃないですかね。 もちろん、ローカル市場を大事にするのはいいことなんですけど、 単に「グローバル競争は厳しいから、ローカルで頑張ろう」っていうのは、 戦略的な撤退にしか見えないんですよね。 結局、「ローカルを大事にする」っていうのも戦略の一種で、 戦略を完全に否定することはできないんじゃないかと思うんですけど、どうなんですかね?

「会社の哲学」を重視するのは正しい。でも、それだけで成功する?

「戦略より哲学」って、結局は戦略の一部では?

この本では「戦略を考えるより、まず会社の哲学を明確にしよう」と言ってますよね。でも、それって戦略の一種じゃないんですかね? 例えば、「ウチの会社は環境に優しい製品を作るんだ!」っていう哲学を持ってたとするじゃないですか。でも、それを貫くためには、マーケティングやブランディングをどうするか、資金調達はどうするかっていう具体的な戦略が必要になるわけですよ。 結局、どんなにいい哲学を持っていても、それをどう実行するか考えないと意味がないんですよね。 哲学が戦略の上にある、みたいな話に聞こえるんですけど、実際は「哲学をどう戦略に落とし込むか」が重要なんじゃないかと思うんですけど、どうなんですかね?

「哲学だけで成功できる」って考えちゃうのは危険

よくある話なんですけど、「うちはお金じゃなくて、理念を大事にします!」って言ってる会社が、実際は経営に失敗してたりするんですよね。 例えば、NPOとか社会的企業で「社会貢献を重視する」っていう哲学を掲げてるところがあるんですけど、結局、資金繰りが厳しくなって潰れちゃうことも多いんですよ。 理念だけで経営できるなら、世の中に倒産する会社なんて存在しないわけで。 「哲学を持つことは大事だけど、それだけじゃ生き残れない」っていう現実は無視しちゃダメだと思うんですよね。

「モチベーションの構造」を語るのはいいけど、結局どうすればいい?

「自己の存在価値を感じるために働く」は正しい。でも、それをどう実現する?

この本では「人はお金のためだけじゃなくて、自己の存在価値を感じるために働く」って言ってますよね。これはまあ、わかるんですよ。 でも、じゃあ具体的にどうやったら社員が「存在価値を感じる」ようになるのかっていう話はあんまり書かれてないんですよね。 例えば、Googleみたいな会社は「社員が自由にプロジェクトを選べる制度」を作ったりしてるわけです。 そういう「仕組み」があるからこそ、社員が自己実現できる環境が整ってるんですよね。 ただ「お金じゃなくて、存在価値を大事にしよう!」って言うだけじゃなくて、 それをどうやって仕組みとして成立させるのかを考えないと、単なる理想論で終わっちゃうと思うんですよね。

「高給取りがやりがいを求めて辞める」って、本当に多いの?

「高給取りの仕事を辞めて、社会貢献を求める人が増えている」みたいな話が書いてありますけど、 それって本当に一般的な話なんですかね? 確かにそういう人もいるとは思うんですけど、大半の人は「高給の仕事を辞める勇気がない」から、 結局そのまま働き続けるわけじゃないですか。 「お金よりやりがいが大事」っていうのは綺麗な話なんですけど、 現実問題としては「やりがいも欲しいし、お金も欲しい」っていうのが普通の人の本音だと思うんですよね。

「プロセスに価値を置く」のはいいけど、結果も大事だよね

「プロセスを重視しよう」って、それで食っていけるの?

「ビジネスの成功を結果じゃなくてプロセスで測るべき」っていう話もありますけど、 それって要は「結果が出なくても気にするな」ってことですよね? でも、実際に会社を運営する側からすると、利益が出なかったら続けられないわけで。 プロセスを重視するのはいいとしても、「結果が出ないプロセスを正当化する」ための言い訳になっちゃうのはまずいと思うんですよね。 例えば、プロジェクトを進める中で「いや、失敗したけどプロセスは良かったよね」って言っても、 株主とか投資家は「で、結局儲かったの?」って聞いてくるわけですよ。 要は、プロセスを大事にするのは大前提として、 それを「結果が出ないことの免罪符」にしちゃうのは違うと思うんですよね。

「お客さんと一緒に作るプロセス」は理想論になりがち

「製品開発の過程を顧客と共有しよう」っていう話も出てきますけど、 これって現実的にどこまでできるんですかね? 例えば、Appleは製品の開発プロセスを徹底的に秘密にしてますけど、 それでも世界中の人が「次のiPhoneはどうなるんだろう?」ってワクワクして待ってるわけですよ。 逆に、「お客さんと一緒に作る」っていうスタイルを取りすぎると、 意見がバラバラになって、結局何がしたいのか分からなくなることもあるんですよね。 結局のところ、「プロセスをオープンにすることが価値になる場合」と、 「プロセスを隠したほうが価値になる場合」があるってことですよね。 「全部オープンにすればいい!」みたいな単純な話ではないと思うんですけど、どうなんですかね?

結論:戦略を否定するのは無理があるけど、「戦略っぽく見せない」ことは大事

この本の主張って、「戦略を捨てよう」っていうよりも、「戦略に縛られすぎるな」っていう話なんですよね。 結局、成功している企業って、表向きは「自然体でやってますよ~」って言いながら、 裏ではめちゃくちゃ計算して動いてるわけですよ。 要するに、「戦略的に戦略を見せない」っていうのが、 この本の言ってる「反戦略的ビジネス」なんじゃないですかね。 ビジネスの世界では、「何も考えてないフリをしながら、実はめちゃくちゃ考えてる」っていうのが最強なんですよ。 この本を読んで「戦略なんていらない!」って思っちゃうと、それはちょっと危険だと思うんですよね。 だから、結論としては、「戦略を持たないんじゃなくて、戦略っぽく見せない工夫をしよう」ってことになるんじゃないですかね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました